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なでしこくらぶ お江戸両国亭 [Arcives_ローカルな思想を紡ぐ]

お江戸両国亭という寄席に行く。寄席というと鈴本か浅草しか行ったことが無いので、そういうイメージで行って驚く。小さい。田舎の公民館みたいな感じ。
「なでしこくらぶ」という女流講談師の会。講談ばっかりの寄席は初めて。講談てのは軍記ものみたいに本を読むものばかりかと思っていたが、2つ目さんは創作のものも多くてなかなか楽しめた。

僕のひいきは軍記物?と言うのか(何か別の言い方をしていた気もするが…)、川中島の合戦。女性がっ軍記を読むというところがカッコ良い。ただ、軍記らしさを出すためにはあまり話を崩せないし、かといって今の言葉ではないから、戦場の様子を客の頭に生々しく描くには相当の技巧がいる。講談なのだから創作話でなくとも、これを飽きさせず読むだけで、立派な芸だろう。
まあ、軍記物だけで8人もやられたら聞くほうは辛いだろうが。神田織音さんは少年の夏休みを題材にした話、田辺一凜さんの香典泥棒の話など、泣ける話があったりして(ホントに泣けた)、講談も意外とバリエーションがあるものだなと。

ただ、創作の話は正直、講談としてやるのはどうなのかという気もしてしまう。創作やったり新しいことやる人のほうが人気があるようだけど、やはり立川文庫のような話を張り扇パパンパンと鳴らしながらやって欲しいもの。寄席の事情はよくわからない。でも、落語の間に色物が入るように、講談があってもよいと思うのに。あまり見かけない。落語ブームの次は講談らしい講談ブーム、来ないかなあ。


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